1000年残る生命 口はなくとも伝う表現 偶然が重なる環境の好条件 乾いた土壌に降らした雨 冬の天気 白紙とペン おしのける豪雪 上 描く絵 ラフなスケッチは 輪郭を見定め 至らないだけ遺伝子を補填して 強く強固な 創造は 競争から外れた独創で その下で子供達が寝転んで ママが呼んでるから 「もうおかえり」 明日もここで待つ 10年100年 眠らずここに立つ 小鳥が止まる 時は止まらぬ 小鳥が去る 風が歌う くださった 「生」に 「声」に 敬意 培った 重ねた年輪 年輪 年輪 年輪 芸に 今 「なにか」が まさしく名前を 手に 手に 置きっぱなしの苗木 遮る 窮屈 ルーフ 破る 木漏れ日 日の当たる場所をさがす 伸ばす手から枝を分ける 無数に 何を境に樹木に? 呼び名さえ代われれば 誰かの記憶に? 水もろくに 与えないやつの 葛藤を人は称えない 一生分の今日を 目一杯生きる 精一杯生きる 何が残るかより 何を残すか 触発 後続照らす 火を灯すたいまつ ローテーションし継承 でも同じ日は 二度とないでしょ 途方もない時がまた 本にまだない花 地球の中 くださった 「生」に 「声」に 敬意 培った 重ねた年輪 年輪 年輪 年輪 芸に 今 「なにか」が まさしく名前を 手に 手に I 輪 が 身にある 線 いくつもの層 変わるべきは この先にあるの 時に 歪み 風に 揺らぎ