無機質な液晶にドットで映る 名前の羅列に安心感を求めている また今日も充実した一日だなと そう呟いた僕はもう中毒だ 錆び付いた心は声を求め 鉄の塊に暖かさを感じてる ずっとずっと繋がってるって 何万メートル先に電波を飛ばしてる 君と僕と彼と彼女の物語で 僕の心は 既にパンクしそうでそれが楽しくて 今日も明日もここもそこも全て 失っても いつもと同じ日々を過ごす 自分にまだ気づかない 衰退してゆく生活の重さを 正当化するように 乾いた声で吐き出してる どこまでも堕ちているのに 照明だらけで コンセントの先に届かない 届かない ずっとずっと繋がってるって 何万メートル先の電波を受け 止めてる 君と僕と彼と彼女の繋がりで 僕の居場所は 既に囲まれていてそれが心地よくて 上も下も右も左も既に僕の知らない 繋がりがあることなんて 僕はまだ気づけない 気づけないよ 僕は僕で君は君で 知らない顔がそこにあって 共に歩いたことすら一度もなくて 今日も明日もその先もずっと僕は 独りで 薄っぺらい感情に流されて生きてく 生きてくんだ