たどりついた小さなベッドの上で 僕らは眠る 今日という日がまた消えてゆく 重ねてもはみだす心 安い石鹸のように磨り減らし ひとりじゃないから 汚れながら生きてる 罪に寄り添い アイツも泣くよ 星降りそそぐこのモーテルだけが 僕らを撫でてくれる 勢いないぬるいシャワーで 体を洗い流して ただの独りよがりの禊ぎ きれいな宝石(もの)だけを 愛した君は それでも僕といるね ひとりじゃないから 忘れながら生きてる 根雪のよな思い出が夢に出て こらえきれずに塞がりかけた 傷をまた掻きむしる ひとりじゃいられないなら 奪いながら生きてる 何も返せるものは無くても 冷たい風が窓を叩いて 僕は君抱き寄せる 明日は何処へゆこう…