足元には灯り 暗闇 映写幕にはつまらない光 つまらない僕の人生を上映中 君はどうして そんなに続きを 楽しみにしてくれるの 泣いて笑っては それは満足げに観賞してくれるから 僕はこのままずっと人生上映し 続けないとな ポップコーンの匂いの世界で 君の隣の席で 傍観的にただ自分の人生を横目に 君の横顔を眺めて生きていたい キャラメルが濃い個体を探して 我先にと食べる僕 キャラメルが濃い薄いとか気にせず おもむろに食べるあなた 「ごめんね」「いいよ」が 10:0 だと何でか 対等と思い込んだんだ ごめんね 転結はいらない ラブストーリーなんかじゃなくてい いよ 何の気なしにただ君と僕は大切な人 物語の片隅でいいんだよ 監督は神様という 襲名されただけのセンスのないやつ だけど総動員二人きりで 名監督だ 監督は神様という 襲名されただけのセンスのないやつ だけど総動員二人きりで 名監督だ ポップコーンの匂いの世界で 君の隣の席で 傍観的にただ自分の人生を 横目に見たふりなの シアター1で今 君の人生が上映されているのに 結局僕はただ自分の人生が全て 君の横顔の反対側も見れないの