また外れた今朝の晴れ予報 汗をかいた⾒慣れた⾚信号 冷たいのはわたしの右肩 まだ不慣れなあなたの⻩⾊い傘 いっせえので 跳んで越した⽔溜りを いつかきっと懐かしむでしょう 物語みたいだね この先でずっと待っている悲しみも 拭った後には笑っていてほしいから 貴⽅を呼ぶの 眠れなくてあなたにかけた電話 眠れないのは貴⽅も同じで 夜の⾳がごまかしていたんだ 表と裏の境界線 ⾒つけられたのはそう あなたが黙っていたから ほどいた髪は戻らないわ 夜明け前の⾊になびかせてた ⽴ち⽌まったわたしの不安も ⻄の満ちた⽉に話したから 今、朝が来るわ いっせえので 跳んで越した白い線よ いつか遥かな飛行機雲 つかめない理由だね 葉の先で⻘く光った雫ひとつ あがった雨には息をのむ祈りを 呼ぶ声の方へ