あの日もたしか雨が降っていた ありふれた幸せは時に心まで惑わせて 手を離して初めてそれが尊いものだと知る 雨の日には袖が濡れてしまうから 手を繋がないで歩いた きっと二人は同じ場所に立って 違う景色を見てた 突然吹いてきた風 キミの匂い 長い髪が揺れていた 笑ってた 傘も差さずに歩いた春の日 あの日もたしか雨が降っていた 泥がはねて裾が汚れてしまっても 手を離さないで歩いた 出逢った頃のあの日の二人が あまりに眩しくて 想い出の忘れ方は知らないけど それが大切なことはわかってる 突然吹いてきた風 キミの匂い 長い髪が揺れていた 笑ってた? 花は色付きまた巡っていく あの日もたしか雨が降っていた