ひじょに硬直してる顔でスケボー操る少年 そいさ捨てるもんなんか何もありゃしないぜ!! セメント製のビルに彼はほっぺたスリつけ 冷めたパンクロックを もっと鋭くして静かに唄う ピョンピョンと跳ね回り何かを見てる 痙攣をするほどに激しく泣いて 「夕空はぶどうみたいね」 町が囁く あくびを僕は噛み殺して黙っている スマートな悪魔がやって来て無言でタバコをすすめている メリケンマッチで火をつけて 目を閉じる ピョンピョンと跳ね回り何かを見てる 痙攣をするほどに激しく泣いて レールの真ん中にあった猫の死骸を、都会のシャドウが伸びてきて連れ去った ささやかな一人言はヒコーキの音に揉み消された 誰かが背中にタッチして 逃げる 僕等はいつもポゴステップを踏んで(何も無いのに) 大空高く飛べる日を待っている (何も無いのに) 夜の(闇が) どんどん(迫る) 「待ってくれないか?」