北へ急ぐ女も 西へ向かう男も みんな背中に 夢を ひとつずつしょっている だけど おれは ひとり あてもなく 海ぞいの町を行く 帰りたい 帰りたくない 迷う心で ふりむけば 日本海 海鳥の 歌もきこえない <♪> 五勺の酒に酔って 故郷の唄をうたえば 寒い町にも ぽつんと あたたかい灯がともる なぜに こうまで 意地を 通すのか 時代に背をむけて 信じたい 信じてほしい あの日の愛を ふりむけば 日本海 如月の 白い風が吹く <♪> きっと いつかは あなたに とどけたい こころの真実を 忘れない 忘れたくない ふたりの夢を ふりむけば 日本海 さすらいの胸に 陽が昇る