きっと いつものこの道に つい 落としたものがあるんだ 木漏れ日の香り 緑の音色 見慣れた街を 今日も一人で 優しい風に揺られながら 記憶のカケラ 拾い集め歩く ゆっくり 海が見えるまで 木々 騒ぎ出す ふと 変わったことに気づく 変わらないものなんてなくて 切なさがこみ上げる 見慣れぬ街に 今日も一人で 冷たい風に吹かれながら 微かに響く 笑い声は遠く 儚く 時に消えた 騒ぐ波の音 いつからか見えない 光る影 いくつもの夜を越えてく 旅の途中なんだ きっと さあ 今日も一人で 優しい波に揺られながら 記憶のカケラ 拾い集め 歩く ゆっくりと 朝日が僕を照らすまで 見慣れた道で また出会った 子猫 冷たい態度でどことなく 温かい 今日は二人で歩こう 少し身体寄せ合って 街に温もりを添えて