こぼれた ため息が 夕闇にとけてく 窓に映る顔が 消えてゆく おとした 言葉には ノラ猫がじゃれてる 悪戯なしぐさで 爪を立ててる なくしたものを 集めるように 優しく光る かけらを拾い出す あいするものを せつないものを かがやくものを たしかなものを はかないものを こわれやすいものを 守って いたいから いまでも あの街は 夜空が綺麗かな 去り行く友達の 夢を見る 今夜の 三日月は 誰かに恋してる 優しげな色して 微笑んでいる こうして僕等 大人になって それでも今も 奇蹟を信じてる うまれたことを いきてることを しにゆくことを きえゆくことを あなたのことを むねをこがすことを 忘れずに いたいから やさしいときも たのしいときも ひとりのときも きらいなときも あえないときも すれちがいのときも 大切な 人だから