私のこと 守ってくれた靴 捨てられないでいた 泥だらけで 擦り傷見つめては ありがとうね… こんなふうに 守られて生きていけたら… 履き潰した靴を洗ってた そばにいて… 寂しいのは私だけじゃない ずっとそう思って 認めなかった 甘えるなと 涙こらえて ひとり 歩いてきたの 小さな手のひらで 涙隠して 信じられるか信じられないか だけ それがものさしだった 愛されるように愛してごらん なんて あなただけよ 下手くそな呼吸でも 続けてるのは 小鳥でさえ楽しそうだから 笑ってるから… 悲しいのはあなただけじゃない ずっとそう言って 励ましてきたけど 強い人も 疲れちゃったら もう泣いてもいいかな もたれた壁も 今は とても優しい 切ないのは あとどのくらい? 抱えきれぬほど 胸は痛いの 誰かにまた 甘えられたら ぎゅっと してくれるかな… 哀しいのは私だけじゃない ずっとそう思って 笑ってみせる 負けるもんか と 涙こらえて ひとり 歩いてゆくの いつか 誰かの胸で 泣いていい日まで