僕が生まれたときに僕は 大声上げて泣きました 心無いともにからかわれ 夕日背にして泣きました 叶わぬ恋が終わりを告げ 雲といっしょに泣きました ヒトを守れぬヒトの弱さに 夜が明けるまで泣きました 雨に負けない 風に負けない そんな"ニンゲン"に僕は 為りたかったのです 真っ赤に腫らした この目は何見た? きみが ぽつり そっと 落とした ナミダ ひとつ きみの分まで泣くから 泣かないで僕を信じてよ きみのカナシミは全部 僕が流してしまえばいい カミサマの罰ゲームで ナミダって生まれてきたのかな ならばとんだ皮肉だね 世界が僕をナキムシにしたんだね。 きっと。 人に重い罪を着せられ 声をあらげて泣きました 信じたものに裏切られて 空を見上げて泣きました 正しさの迷路に迷い込み ここはどこかと泣きました 永遠の別れの意味を知り 意味など無くとも泣きました きみの分まで泣くから 泣かないで僕を信じてよ きみのカナシミを全部 受け止められたなら良かったのに ☆の数だけカナシミが あればその数だけ泣けばいい きみが笑顔に成るために 世界が僕をナキムシしたんだ。 カナシミの日付変更線こえて 水平線で落ち合おう きっとナミダも乾くころだろう 強がったて 本当は弱いの 知ってるの 隠せないナミダで 弱いココロ 隠して流してしまえばいいから、 そう——— きみの分まで泣くから 泣かないで僕を信じてよ 世界中のカナシミを 受け止められたなら良かったのに きみの涙をはんぶんこ 僕にわけてくれませんか? きみとふたりで泣けるように 世界が僕をナキムシしたんだ。 きみの分まで泣くから 泣かないで僕を信じてよ どうしても悲しいときは 僕といっしょに泣けばいい 気持ちつなぐ架け橋に なるためにナミダがあるのかな きみとふたりで居られるように 世界が僕をナキムシしたんだね。 きっと。 きっとそんな理由だ。