やまない雨が頬を伝う夜 世界の隅に置き去りにされた 散らばる星たちは宙(そら)を泳ぎ あまりにも綺麗で塞ぎ込んだ 夢ならどうか目を醒ましてほしい 誰かの声が星と落ちてゆく 三日月もひとりじゃ笑えないし 探し物は手の中に そんなものさ こんな夜がなきゃ 星たちの 命の果て尽きる時 誰が知るの きっとこの世界が終わっても 二人だけ明日を生きる それでいい あれは確か深い深い夜で 悲しみに縋った夜だった 闇に飲まれた日々なんて もう要らないよ手を離して あなたはもう知っていたの? 愛を あれは確か深い深い夜で はじめて手をつなぐ夜だった 世界(せいかい)はきっと一つでも 一人でもないよ 廻りだした 彗星が落ちたあの日