一日の中で一番 長く長い影 見守られて 西の空 彩りながら 暖かく触れる 夜風 変わりゆくもの 変わらないもの 何もかも 忘れないように どうか今だけ 時よ止まれと 願ったのも 忘れない 暗がりに染めゆく冷たさと 紅く優しく包む温もりは 嬉し悲しき 記憶の中へ すべてを去り際に残してゆく ゆらり遠い夜風が来る 夜風が町を包む 君が好きな時間がくる 月が薄く光る 素敵な陽と月を見ているよ ほら 僕らが見ているちいさな宇宙は どこの誰かより平和な世界さ 間違いない 暗がりに染めゆく冷たさと 紅く優しく包む温もりは 嬉し悲しき 記憶の中へ すべてを去り際に残してゆく