Track by濁茶
夕日とは 逆向きの窓が 部屋に朝を 少し滲ます 寝ぼけ眼 二つ出来たら 昨日の僕に 両手を振る 夕暮れの教室に鳴る風と 聞こえる歌に悩む僕は 薄れる記憶 辿りながら 残る匂いをひたに描く 盈虚にうねる本能と 臆病な日々の話 輝きの先にあった 宵闇の目 音のない園 少し 声が通えば 夜は明ける 欠けないでそこにいる 白息の先にキラリ 2秒後をひとつ手に取ったら それは大袈裟じゃない未来に 近づいてゆける 好きが ひとつ 始まる