風が背をおす この街道(みち)は ひとり西国(さいこく) 男の浪漫 面影浮かぶ この町並は 捨てた過去(むかし)の 時が舞う 恋が舞う 安芸(あき)と云う名の この町にきて 思い深まる 夢浪漫 遠いあの日の 名残り坂道(みち) 瀬戸の島並 遠くみて 過去をふりむく 男の浪漫 今もむかしも 変りはないか 人のなさけの 時が舞う 風が舞う 夢を重ねた 山陽(さんよう)あたり 旅はあいつの 面影(かげ)ばかり 思い西国 季節(とき)の中 街道(みち)は果てなき また果てしなき 明日があるよと 時が舞う 夢が舞う 安芸灘(あき)や備後灘(びんご)の 風背にうけて 人生(たび)を彩(いろ)どる 夢浪漫 旅の終りは いつの日か