忘れられた 寒い寒い国の忘れられない 木樵のうた さあ 誰か聞かせちゃくれないか 忘れられない声で 哀しい嘘などどこにもない美しい 嘘があるだけ そうさ 嘘をいくつ重ねてもあざむけるのは 自分 はしゃぐ街の酒場の空いた椅子が お前のたったひとつの帰れる所 もう誰も覚えちゃいないのか あの木樵の唄を 忘れられた女と男には 忘れられない思い出もない 夢をみてた若いあの頃より叶わぬ 夢をみてる きれいな花などどこにもない 美しいと思う心があるだけ 風に揺れている白い白い花名前も 忘れ果てた 古い駅のベンチで夜汽車の笛をきく お前どこにも どこへも帰れはしない 美しい嘘などどこにもない 哀しい嘘があるだけ ・・・ 忘れられた寒い寒い国の あのたくましい木樵の唄 さあ誰か俺とうたわないか 力強くさびしく 力強くさびしく ・・・