片付け忘れていた 君がくれた風鈴が 春風に揺られて ふと君を思い出した ドアを振り返っても やっぱり君はいないか 当たり前だよな そっと手を伸ばすと また風が吹いて 懐かしい匂いが 忘れてたことを 思い出させる 君にもらった この風鈴変な音だね あの時は馬鹿にしたけど 実は結構嬉しかったんだ 嬉しかったんだ この窓から見える 桜を一緒に見ようねと言ったけど 結局叶わなかったね 久々の休日に 一気に部屋を片付けよう 散らかっているのは 僕の心も同じか この風にのって 花びらのように 知らない場所へ 行こうと思うんだ あの日恥ずかしくて 言えなかった言葉も今は 言えるけど それはもう必要ない 必要ない 部屋の片付けも ほとんど終わって 君に貰った物も 捨てようと思ったけど 可哀想だからしまっておくよ 君の全てが 僕の中で思い出に変わる そうすれば何もかも綺麗なる そういうものでしょ? そういうものでしょ?