皆の 祈りが 御霊(みたま)に 届き 禍(わざわい)の芽は 萎(しな)びて 枯れる 産土(うぶすな)の 供物(くもつ) 思(おぼ)し召す 随(まま)に 安らけし 和(な)ぎに 伏して 礼(うや)べ 崇めよ 此の 恩恵は 総ての ものぞ 畏れよ 其の 穢(けが)らひは 功徳(くどく)で 浄(きよ)める 御霊の 聲(こえ)が 私に 届き 皆の所行が 良かれば 実る 産土(うぶすな)の 供物(くもつ) 思(おぼ)し召す 随(まま)に 里村の 為に 伏して 供え 崇めよ 此の 恩恵は 総ての ものぞ 畏れよ 其の 穢(けが)らひは 功徳(くどく)で 浄(きよ)める 汝らの 贄子(にえご) 只 吾子(あこ)の 為に 甦る 時を 伏して 祈れ 崇よ 此の 恩恵は 私の ものぞ 畏れよ 其の 出涸(でが)らしは どうなと 分かてよ 山神(かみ)に 差し出す 生命よ 其(それ)を 私に捧げよ 迷わず