例えようのない 此処は輪郭線あやふや 其処に幾つもの鐘が 並んでるだけなんだ 「一つだけ選ぶといい」 何処からか聞こえたような気がしたから 一つ適当に選んだら 「いいかい うまく鳴らしたいなら 君の好きな事や夢とか そんな事を願い鳴らせばいい」 と また声が 鐘の音で琥珀の虫のような思いが開放されてく 僕は曖昧に笑いだす 遮る物ない此処は輪郭線あやふや 何処で独りきり? 特に寂しくはないんだ こんな他愛も無い事で笑えるんだったら 何時迄も此処に居たい 余韻だけが響いてる 鐘の音で琥珀の虫のような思いが開放されてく 僕は曖昧に笑いだす きっと此処はひどく小さい世界なのでしょう フラスコ位の世界 曖昧に笑えれば