白い指に 絡みついた 灰皿から ひとすじの煙 手招きでも してるように あなたの方へなびいてる 一雨ごとに冬の中へ街は向う 心なしか 疲れみせた その横顔が愛せない ドアを開けて 歩きだすと 西陽だけが 後を追いかける 声をあげて 呼びはしない 後姿のあなたなら 風に背中をあおられて コートのえりたてる ただ黙って ながめていた そんな季節の変りめに ごめんなさい ごめんなさい 私の心と裏腹に いつか雨は みぞれまじり 冷たい愛を感じてる さよならが さよならが 地平線へと すぐに吸いこまれ 悲しみさえ とどかないの そんな季節に口づけを ♪…