ちょっとだけ 片目だけでアイコンタクト 遠いままの春も 冬も あなたのもの いつもよりも低い空 退屈な爪を染めて やたら響く鳴き声 夜を保つような柱 あふれる部屋で待ち合わせ きっと手を叩いても 聞こえないことでしょう ずっとここにいても 忘れないこと 朝まで いるよ 朝がもう来なくても 朝まであなたを 鏡より照らせたらいい ちょっとだけ 鼻歌はもうやめて 五感を澄ませ 眩い日々も 鹿の骨の罅も たぶんあなたの声 きっと気温上がっても 些細なことでしょう 500個もあるのに 足りないこと 朝まで いるよ 朝がもう来なくても 朝まであなたに 砂漠より迷えたらいい 朝まで いるよ 朝がもう来なくても 朝まであなたを 鏡より照らせたらいい