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はなのうた song by 大典太光世・ソハヤノツルキ・豊前江・桑名江・水心子正秀・源清麿・五月雨江・村雲江・天海・平将門・太田道灌

2,894
11
  • 2022.02.16
  • 7:51
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歌詞

荒れ地に咲く 一輪の花 この心とらえて離さぬとは いい度胸だな 「……さぁて、行くか」 戦場に散る 一粒の種 血を浴びて芽吹くは いつの春か いつの時代か 轟け 力の限り 命の限り 我がはなのうたよ 歌が聴こえるか 慎ましく咲く 黄金色の花よ 届け 留めておけずにこぼれ落ちた 我がはなのうたよ 祈りが聴こえるか 汚泥に染まらぬ 穢れなき花よ 響け 三百年(みほとせ)に渡る子守唄 我がはなのうたよ 戦場に散る 無数の種 血を浴びて芽吹くは いつの春か いつの時代か 産み落とされた実が やがてまた花を咲かす この命に終わりはくる 必ずくる この命に終わりはくる 必ずくる 謳歌せ(うたわ)ずには いられない 終わりなき はなのうた 名前もなく 咲き誇る 永久(とわ)に続く はなのうた この使命(いのち)に終わりはない 折れるまで 守るは大河の流れ 終わりなき 永久(とわ)に続く うたを聞く うたにする ために ために ために… 始まりはいつだったか 遠い昔かもしれないし 今かもしれない 季節はいつだったか 巡りすぎてわからないよ 今の季節さえ 謳歌せ(うたわ)ずには いられない 終わりなき はなのうた 名前もなく 咲き誇る 永久(とわ)に続く はなのうた 花は生きるために美しく 花は生きるために馨(かぐわ)しい 生きるために枯れ果てて 生きるために朽ち果てる 「……水心子、大丈夫?」 「ちょっと、水心子?」 「……ずっと不思議だったんだ…… 僕には世界が歪に見えてた…… 見上げる月はいつも三日月だった。 でも、そんなはずが無いんだ。 見えていなくても 月はそこに在るんだ。 まあるいはずなんだ」 「……うん……うん」 「……歴史は……」 「うん」 「……歴史はね……勝った者の…… 残した歴史でしかなかったんだね」 「……」 「……本当のことなんて誰も 覚えていない……今は悲しくても、 これから先に残るのが『願い』 なら僕はそれでいい……」 固く閉ざされた蕾が ほころび 戦い疲れたあなたは ほころび 思いが生まれた… 「……記録にも記憶にも 残らなくても……そこにいたんだ。 ……ようやく分かったよ。 ……愛しいと思う心も、 歴史を繋いでいたんだ。」

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