今年も桜並木を 仰ぎながら君を想えば あの頃 夢見た景色 誓い合った制服の群れ 悩み打ち明け熱い涙を 分け合いすべて分かち合い道ゆかば 旅待ち顔の 諸君(きみたち)を忘れない 春風の中 眩しくたおやかに 桜巡りとあなたは言ったのか? 惜別の風に流され聞こえない 港を出る船を見て 遠くの国へ思い馳せれば いつかはこの海へ出て 自分の居場所探しに いつも悩んで傷つく君は 誰でもない自分をさすらい 生きてたの かけがえのないあの日々を忘れない 僕らがとうに失った情熱は 桜巡りの知らせは届かない 惜別の声 昨日の事のよう 都会の暮らしで君は 何を思い生きていますか? 激しく心を揺らす 怒りを秘めていますか? 流れる景色 窓にもたれて もう一度自分を信じてみる 旅待ち顔の 諸君(きみたち)を忘れない 春風の中 眩しくたおやかに 桜巡りとあなたは言ったのか? 惜別の声に流され聞こえない