悲しみを教えて… 瞳を閉じていたら 悲しみも見えないと 温もり知らずにいれば 傷付く事もないと 思い出せない優しい声を 弔う胸の海原 消え失せた過去から 誰かが呼んでいるの 悲しみをこの手に 取り戻す時は いつと 二度とは来ない 今 貴方のことしか見えない 遠くで静かに光る やさしい船が一つ 逆巻く嘆きを乗せて 胸の波間に消える 知らないはずの温もりを何故 捜して惑う海原 さざなみゆらめいて 命の船は行くよ 星一つ見えない 波間を越えて進むよ 暗闇の向こうに 貴方のことしか見えない 〈♪〉 いつか見てた波の静けさの方へ 海の底に消えた優しさの方へ 愛し合う未来を 確かに知っているの 悲しみをこの手に取り戻す その時まで 二度とは来ない 今 貴方のことしか見えない