とっておきの秘密基地みたいな 小さな小さなかくれんぼ 最終の電車が来るまでココに居よう ねえ 雨に濡れてもさ 止まらなくてもいい ほんの少しでいい 時の流れをゆるやかに 5分だけでも あたしから奪わないで きみを奪わないで はみ出したふたりはもう戻るとこなんてないよ 離れることに意味なんてあるの? とっておきの影を呼び覚まして 暗い夜に溶けてしまおう 駅前のベンチは冷たくて雨粒を少し弾いた 見送った背中が小さくなるほどに ココに居る意味に迷うけど あたしから奪わないで きみを奪わないで 夢の中で待ち合わせ 不器用なふたりは今日も すれ違うまま明日を迎えるかな とっておきの夜が当たり前に変わる日を待ってる あたしから奪わないで きみを奪わないで はみ出したふたりはもう戻るとこなんてないよ 離れることにも意味がない あたしのすべてを懸けよう あたしのすべてをあげよう 重なったふたりが今向かう場所は ああヒトツだ きみが笑えばあたしも晴れる