己が魂と 向き合う日々を 雪のはらりはらりと 舞う季節に 歩みと共に 背負っていく罪を 振り返るその度に 心が痛む 明けの明星を やけに覚えている その朝 人間を捨てた 無数の虫達が蠢く 仄暗い森 息遣いが荒くなる 駆け出す 草を踏む音 追っ手は喉元まで迫る 怪物の気配 暗闇には数多の眼が 湿り気を帯びて 瞬くような 振り払いたい幻覚 纏わりつく輪郭に Stars don't see me now…… Stars can't reach me now, far away 何処へ逃げても消えない この影は死ぬまで消えない ああ化物は 自分そのもので 偽りの自分を本物と思っていた 幼稚な贋作を崇めた末に 歪んだ過去 もう取り戻せない感覚を 破壊することで証明しよう 鎮座する 神の死骸を 踏んで越えて 新しい世界へ 没落の果てに向かって 淡々と沈んでいく 染み込んだ常識の鎖を 破壊していく 解き放たれていく 純白を奪いとる 誰も 見たことのない 景色が見たい まっさらな雪 身を焦がす炎のなかで 真っ青な未来を見る 人と人の間でしか 息ができなくて それでも生まれたことが間違いではないなら この雪原からやり直そう 積んできた過去は燃やしてしまえ 背負った罪も得てきた名誉も 総ては過去 終わったこと 過去によって定義される 他人によって定義される それが人間だと言うなら その先の世界が見たい その先の世界へ行きたい どこで間違った? どこからやり直せば 取り戻せるのか? この後悔は いつ失敗した? どこで間違えた? 何をやり直せば 取り戻せる? 鎮座する 神の死骸を 踏んで越えて 新しい世界へ 没落の果てに向かって 淡々と沈んでいく 染み込んだ常識の鎖を 破壊していく解き放たれていく 誰も 見たことのない 景色が見たい まっさらな雪 身を焦がす炎のなかで 真っ青な未来を見る