夜が明けるのが早くなる程 無理やりに目を瞑る午前四時 変わらない日々を抜け出せぬまま 昨日と同じ今日がまた巡る 消えないように 忘れないように 在りし日を確かめてる 桜の咲かない春の話 君の香りだけまだ残ってる 吹き消して 灯の煙の随に夜毎 君を思い出せるように 黄昏に目が眩み手を翳す 優しく包む斜陽を食む 苦しいと溢せど届かぬまま 檻の扉は硬く閉じている 消えないように 忘れないように 在りし日を確かめ愛を打つ 消えないように 忘れないように 君の声を思い出す 桜の咲かない春の話 いつかの約束が薄れゆく 止めないで 涙の墜つ隨に 夜毎 君と夢で逢えるように 消えないように 忘れないように 在りし日を確かめてる 桜の咲かない春の話 耐えて芽吹く春に語り継げ 打ち消して 迷いをその涙で 散れど葉を残してここで待つ 桜の咲かない春の話 君の香りだけまだ残ってる 吹き消して 灯の煙の随に 夜毎 君を思い出せるように また逢えるように