緑を包んだ 白き化粧 側には一つ 咲いてる冬の花 遠い道の先 時とともに 優しい月明かり 微笑むから 目を閉じて聴こえる 吐息の先の霞み 鼓動が走り出す 私を連れて さぁ 月夜に降る雪の音、奏でて 踊りだす星の万華鏡 名もなき花の為に 奇跡を抱きしめ 私は唄おう 微かに問う風 舞う粉雪 静かな世界 揺り籠の中の様 森の鳥たちが 声を交わす 小さな鳴き声が 空に消える 灯された光が 心の影を映す 言葉が擦れては 私が消えてゆく 月夜に降る雪の音、奏でて 踊りだす星の万華鏡 狂おしく刻まれた 記憶の先には 俯く私がいて… 夢が覚めたとして 雪解けのなか 目指した景色よ 命の回路はまた 重ねて 四季を繰り返す空模様 答えをただ探した 幾度も歩んで 出会えた場所 月夜に降る雪の音、奏でて 踊りだす星の万華鏡 名もなき花と共に 奇跡を抱きしめ 私は唄おう