憂いの雨上がって ふたり出掛けよう シルクの雲見上げた 世界が透明に見える まだ少し風は温かい その後で君は言う 眩しそうに 泣き笑って 僕は臆病者だから 道を逸らしてみたり 掻き毟ってその度朝が見えなくなる 忘れて去くんだ 僕を 憂いの雨上がって ふたり出掛けよう 光の水跨いだ 波打って泳いで見える ただ少し息継ぎが足りないだけ 慣れてしまった不自由さに 何故君は僕より、なんて本気で思うの? 目を逸らしたり 掻き毟って誤摩化さないで 格好つけないで 隣にいるよ -掻き毟って あたしが泣き崩れた時は目を離さない 抱き抱えて その度強さに憧れた 嫉妬してしまうほど 泣き笑って 僕は臆病者だからなんて あの頃ふたり その世界はいつまでも透明に塗られてる 面影に泣いて笑った