あの娘のおもかげが とめどなくあふれだし うすぐもった胸を 真白に 塗りつぶす 水しぶきが岸を越え 君の顔にふりかかるころ 僕はふるえる霧靄をしずめ この胸ははりさける その体にふれたとたん たじろいで身をかたくする 永遠に凍りついた白い肉体が さめた火をともす 真夜中にたたきおこされ 目の前がまぶしく光る ベッドのまわりは すき間なく とりまいた冷酷な顔が Sad Song あの娘の声がひびきわたる Sad Song あの娘の唄がきこえてくる やさしい風がふきぬけて 閉ざした心をひらいてゆく Sad Song あの娘の声がひびきわたる Sad Song あの娘の唄がきこえてくる やさしい風がふきぬけて 閉ざした心をひらいてゆく しおれきった雲が 突然に泣きはじめ 涙がほおを流れ落ちる 泣き声がひびきわたる カーテンをひきおろせ 悪天候がつきまとい まるで混乱のうずの中 回る車輪のうちに あの娘のおもかげが とめどなくあふれだし うすぐもった胸を 真白に 塗りつぶす 水しぶきが岸を越え 君の顔にふりかかるころ 僕はふるえる霧靄をしずめ この胸ははりさける Sad Song あの娘の声がひびきわたる Sad Song あの娘の唄がきこえてくる Sad Song あの娘の声がひびきわたる Sad Song あの娘の唄がきこえてくる やさしい風がふきぬけて 閉ざした心をひらいてゆく