退屈なの、退屈なの 退屈なの、退屈なの 夢から醒めたらこの人生だったの 窓の外見たら死んだ目の魚で 溢れてた 記憶の隅ではオレンジ色の夕日を 丸かじりしてた 君と二人で歩いた月面旅行 365日君を想ってたのに シャボンのように弾けて どこに行ったのどこに行ったの 行かないで 退屈なの、退屈なの 君の居ないこの世界なんて 退屈すぎて壊れちゃうよ 「ギュットシテ」 退屈なの、退屈なの 君のせいだこんな悪い子に なってしまったの 「ワタシモウキミナシジャイキレナ イ」 夢から醒めたらこの人生だったの 空を見上げたら覇気のない鴉で 溢れてた 記憶の隅ではコバルト色の海を君と 眺めてた 泡沫のように消える思い出を掻き 集めては 揺れて、溶けて、零れ落ちて 塵になって埋もれてく ―探していた幸福は 足元に転がっていて 拾い上げると脆く粉々になって ガラスのように美しいその破片は メーテルリンクの童話の中の青い 鳥みたいだった 君と見た景色の全てが 「本当の世界」で 私が見ていた景色は パラノイアに過ぎなくて だけどそれは少しだけ心地良く "退屈"だなんて贅沢を言った─ 時計の長針を飛び越えて 3600秒も君を待ち伏せしていたのに 跡形もなく消えて どこに行ったのどこに行ったの 行かないで ─ねぇ 退屈なの、退屈なの 君の居ないこの世界なんて 退屈すぎて壊れちゃうよ 「ギュットシテ」 退屈なの、退屈なの 君のせいだこんな悪い子に なってしまったの 「ワタシモウキミナシジャイキレナ イ」