覚醒した夜の事 太陽の写し灯を浴びた 現代における苦しみなど 到底不透明だろう 悲愴感さえ隠しきれない 君を見ると悲しい 消え去るもの儚む様に ぬけがらを歩いた 見えるだけ全ての闇を飲んで 疾走感すら抱えて涙を飲み込む だからもう 他の何とも比べないで 僕はもう 疲れたよ 天秤が傾く ほらまた僕を壊して 僕はぬけがらを歩いて行くんだ 包装で固めた 傷む果実を拾った 消えていくものを必要以上に 儚むことをやめた 現代における 悲しみは計り知れない程に 僕を捕まえて離さない 離さない 生きていても死んでいても 僕らは価値を並べ比べ押し付け合う ならばもう雲の上と土の下は 同じだろう だからもう 他の何とも比べないで 僕はもう 疲れたよ 天秤が傾く ほらもう僕はいないよ 僕はいないよ 僕はいないよ 儚む様にぬけがらを歩いた