コンビニと薬局と 信長書店のバッタもん 埋め尽くすロードサイド 休日前夜の右往左往 押し殺した歳月が スロットマシンに火を放ち 不完全燃焼の燻りが ニトリの布団に包まって眠る ベッドタウンブルー 真夜中のファミレスの若さが飛び 散るサラダバー 食べ尽くす義務か徒労 小石積み上げる賽の河原 貧しさと虚しさと羨ましさと 阿呆らしさ いつも感じている 何処へも向えず生きれない夜 ベッドタウンブルー 誰かのため生きれるなら もう何も怖くはない 語りかけた空っぽの助手席が 暗い海の底吸い込んで沈む ベッドタウンブルー