跳んで跳んで流れて 跳んで跳んで流れて 跳んで跳んで流れて 跳んで跳んで流れて おぼろながれ‥‥ おぼろおぼろの その向こうに 花に揺らめいて 戯れる蜜蜂が 七ツイロハの ふみ読みながら たおやかな謡い語りに 酔いしれて しばしひとときの夢 胸に秘め 羽ばたいて 愛しいお方に 逢いたいと 跳びました 逢いたいと 跳びました おぼろながれ 跳んで跳んで流れて 跳んで跳んで流れて 跳んで跳んで流れて 跳んで跳んで流れて おぼろながれ ながれながれの その先は 風が奏でる 麗らかな弦の音が 雅衣に香しまぶし 七色八色に華やいで 気もそぞろ うれし恥ずかし 今 この想いとどけます 愛しいお方に 逢いたいと 跳びました 逢いたいと 跳びました おぼろながれ めぐる季節の さだめにも似て 小春日和の佇まい 懐かしい 木の下隠れの 遠い日の想い出 愛しいお方に 逢いたいと 跳びました 逢いたいと 跳びました おぼろながれ