たとえば晴れた日には丘の上にのぼ って 空を泳ぐとりになった気がして あったかい風が体をなでるよ だから晴れた日がボクは 雨の日には木の下に寝転んで したしたと落ちる音に包まれて すると時間が解けて眠くなって そんな雨の日もボクは好きだった そして雨さって世界が輝いて 洗われた風がひかって笑って そんな日がゆっくりと流れていて ボクはただそれだけでよかったんだ つもる落ち葉の中くるまって すれる音がはじけてくしゅって 街がちらちらときらめいていて そんな夜の日がボクは好きだった たまにはらはらと降る雪は嬉しくっ て 白い世界の中ひとり走って みんな手をつないで笑ってて 急に寒くてボクは泣いてたんだ そんな時に君がボクを見つけてくれ て 現れた君はやわらかくて暖かくて こんな日が不思議で信じられなくっ て だけど胸の奥がずっと暖かいんだ たとえば晴れた日には丘の上にのぼ って 空を泳ぐとりになった気がして 君がいるの嬉しくてしっぽふって だから晴れた日がボクは...