どんなに平凡なことにも 不思議な顔をするんだね そしていつもよく笑うよね だから好きになったと思う 何気ない日々の 何気ない場所に 光が集まりだして 普段着のままの朝 偶然 出会った きらめく季節の中のフラワー きっと その花は風に導かれて この時代の この世界に 舞い降りた まるで天使の羽根のような 小さな双葉を開いた そっと その花は閉じた蕾のまま 木漏れ日の唄に ふと誘われ 目覚めるように 花開いた その時に 目の前に僕がいたんだ ふたり並んで歩くだけで 短い言葉で充分で どうしてかな 懐かしく感じるんだ まるで少年の恋のように 幸せってなんだろう 春の蝶々みたいに いつも探していたんだ それは遠い空の下 ひとり夢を見てた 手の届かぬ丘に咲くフラワー きっと その花を好きになったあの時 泉のように喜びが溢れ出した 七色の虹を架けるように この想いを伝えたくて そっと その花は閉じた蕾のまま 木漏れ日の唄に ふと誘われ 目覚めるように 花開いた その時に 目の前に僕がいたんだ そっと その花に触れたその瞬間 まるで魔法が解けてゆくように 記憶の 奥に 感じる光 その中に なぜだろう 君がいたんだ