電車に揺られてく ビルの隙間を抜けて 辿り着く行き先は 僕が生まれたこの場所 懐かしい扉開け 入り込む僕の部屋 何も変わらないけど なんか照れくさいな あの頃より随分 小さく見える机 そっと引き出しに手をかけて 開けてみた 飛び出した思い出は 今はもうガラクタで でも幼い僕の 夢で溢れてたんだ 赤や緑色の カラフルな思い出に 僕は笑いながら ちょっとだけ泣いた 一人で出来る事 少しずつ増えたけど それだけじゃ埋まらない 不思議な隙間があるよ 引き出したオモチャは 古ぼけて見えるのに なんだかまぶしくって ちょっと敵わないなぁ 涙や笑い声も 無意識に押し込めて 想像してた未来の僕と どっか違う 大きくなった腕で 掴もうとした空は あの頃の僕より 遠くなったみたいだ 小さな手のひらで 描いてた憧れは 今も胸のどこか ずっと響いてる 忘れてた想いとか 失くしたモノもあるけど どこにいてもやっぱり僕は… 僕だから 飛び出した思い出は 今はもうガラクタで でも幼い僕の 夢で溢れてたんだ 赤や緑色の カラフルな思い出に 背中押されながら 一歩踏み出した