あと何文字でこの小説は エンディングを迎えるのだろう ふと気づけば読み出してから 随分と時が経っていた 表紙の空色にただ惹かれて 手に取ったのは何となくで でも読み進めていくうちに 手放したくないものになった 知らないことたくさん教えてくれた あの日の自分を変えてくれた かけがえのないこのストーリーが いつまでも続きますように ずっと読んでた空色ノベル 次は君が読んでくれますか? この続きはまだ知らないから 今度会ったら教えてよ 鳴り響いたさよならのベル 次の街で待っているから その表紙をまた開くときに 少しだけ思い出してくれたら なんてね 夜空の星がまた一つ 見えなくなっていくけれど この寂しさを抜けた先の 暁はきっと眩しいだろう 飛び乗った青春は走り続けて 別の旅路へと去っていった 僕もこの小説のページを めくるように新しい世界へ ずっと読んでた空色ノベル 次は君が読んでくれますか? この続きはまだ知らないから 今度会ったら教えてよ 鳴り響いたさよならのベル 次の街で待っているから その表紙をまた開くときに 少しだけ思い出してくれたら なんてね