たったそれだけ たったそれだけ 君は 君は わたしのひかりなんだ わたしの人生に大袈裟な ドラマはない 泣きたくなるような瞬間を 探している 歳を重ねては 死ぬことを想像する ありふれたまんまで 古びていくのが怖いからだろう きれいごとの真ん中にある 濁りや汚れ 抱きしめたい 永遠よりも 尊い今を 君と共に生きていきたいから たったそれだけ たったそれだけ 君は 君は わたしのひかりなんだ 目に映るたびに減っていく数字が 毒だ まるで体積のように からだまで削られていく 叶わない存在と比較して羨んでは 自分以上のことをしてやろうと 足掻いてみる しけた心臓 引っ掻いてみた あきらめ悪い 火花が散る 嘘にまみれた この世の中で 信じたいと思える君がいた たったそれだけ たったそれだけ 君は 君は わたしの願いなんだ 君もわたしも ひとりぼっちだ ゆえに手をつなぎ 愛が生まれるの 数え切れない「たったそれだけ」が わたしを わたしを 奮い立たせる 歌う時も 奏でる時も この星に君がいてくれること たったそれだけ たったそれだけ 君は 君は わたしのひかりなんだ