Track by天地 真理
バスが止まって 外は雨がふっている ガラス窓に いっぱい並んだ雨だれの むこうで誰かが タバコに火をつけた それから人は 皆 傘をさして まるで心を 傘でかくせるみたいに そして黙って 雨の中を歩いてる それから雨は どこかの風と一緒に 茶色のハッパを 一枚落としていった それから 皆 雨にぬれて歩いてる 雨の中を バスは動きだした