育ってきた場所を離れた 契りあってた日々はもう過ぎ去った 夢は夢のまま うだる様な道の真中で 君に似合ってた色を思出した 捨てられない言葉が唯邪魔になるだけ 願ってはみた――― “さよなら”の暑さがまた僕等を焦がした こころが真白にした 君がいない空 舞上がっては消えるから 探してた頭の中で 見た風景は朧気な季節さ 捨てられない言葉がまた空回りだした 届きそうな気がした 夢はまだ夢の様 懐かしがってはいないか? 逃す手はないさ――― このままじゃいつか遠く離れて行きそうさ こころが真白じゃない 君が見えてたんだ 我儘な暑さはほらまた僕等を焦がしてる こころを真白にしたら君がいる空へ 舞上ったら見えるから