たしか昔に読んだある童話のように 心をちぎっては道に落して来た 迷わぬためにてだてだったけれど 時間という名の小鳥達が たべてしまった 誰のせいでもないそれは仕方がない だけどあの時の心が残っていたら ひたすらまっすぐにあなたを 見つめる事が出来たのに 通りすぎた心は美しい 通りすぎた心は優しい 通りすぎた風はもうもどらない ふと足もとに落ちた心をひとかけら 飢えた小鳥達が知らずについばむ 目じるしが何もなくなってしまって あとは涙しかおとすものが 残っていない 誰のせいでもないそれは仕方がない もしも道端の涙をとりもどせたら ひたすらまっすぐにあなたを 信じる事が出来たのに 通りすぎた涙は美しい 通りすぎた涙は優しい 通りすぎた風はもうもどらない 通りすぎた心は美しい 通りすぎた心は優しい 通りすぎた風はもうもどらない