夜汽車は夢を見る

歌詞

ありふれた明日は求めてないよ 標茶行きの汽車で隣 眠る君を見てた 悴む左手の薬指で 汽車の窓に浮かぶ結露残す2文字 「好き」と 夜汽車は夢を見る ゆらゆら揺れて「好き」 が溶けていく 夜汽車は夢を見る 陽気な顔で明日はやって来る ルルルル ルルルル ありふれた明日は求めてないよ 釧路発の汽車で隣眠る君を見てた 汽笛の音色 切なく 重なり合った そっと耳元で囁く 甘く淡い「好き」が 溶かして掬ってみせて ほらほら指先絡めあって まだまだ子どもだねって笑って 見せて 馬鹿ねと言って 夜汽車は夢を見る ゆらゆら揺れて「好き」が涙ぐむ 夜汽車は夢を見る 陽気な顔で明日はやって来る ルルルル ルルルル 日々の 街の喧騒 1輪のサザンカ 雪の結晶 可憐なその横顔 飛んだマフラーすら 冬の愛想 君と 僕は息を吸い込んで吐いては 生きているの どれも ありふれた奇跡 夜汽車は夢を見る ゆらゆら揺れて「好き」が溢れ出す 夜汽車は夢を見る ありふれた毎日が愛しい日になる ルルルル ルルルル ルルルル ルルルル