眠りたいのに 眠れない夜だった どうせ消え失せてなくなるのなら 出会わなければよかったのに 忘れたいのに 忘れない日になって こんな気まぐれを恋と言うなら 背負わされる重さは何? あなたは私に触れずとも 心臓を掴むことができるの またたく星が流れ落ちる それよりほんの一瞬で 眠りたいのに 眠れない夜だった 月の声に耳を傾けて この宿命を受け入れよう あなたは私に触れずとも 心臓をなでることができるの かさぶたが傷を癒やしていく ことよりいとも簡単に こんな気まぐれを悪と言うなら 惑わされる魅力は何? あなたは私に触れずとも 心臓をえぐることができるの 寄りかかる肩を切り離す ことよりいとも簡単に 私はあなたに触れずとも 幸せを願うことができるの まばたきする度薄れていく 小指の糸が切れようと