「夏の日の少年」 歌:横道坊主 作詞:今井 秀明 作曲:今井 秀明 夏の終わり 休みはもう あとわずかに 残るだけ 太陽の 日差しがまだ 優しくなっていく少し前 通りから ゆるやかな 坂道を下ってゆく 車の音 聞こえない 静かに流れてゆく風の音 木漏れ日が ゆれて遊ぶ 日曜日の 公園は 寄り添ってる 恋人達と 夢中に遊ぶ子供の場所 夕暮れせまれば夕食の においに落ち着かず帰る道 ポツンと一人残された 少年が見上げる空 浮かんだ雲を引き裂いて ジェット機が飛んで行く もの静かなこの街に 爆音が響いてる 沈む夕日と満月が 空のはじっこに浮かんでる 飛行機雲が散ってゆく 夕闇が迫り来る足音 赤い空 さえぎって 街灯に 灯がともる 仔犬を抱き 駆けて行く 背の届かない電話ボックス 嬉しそうなその横顔を 仔犬がはしゃいでなめている 電話が終わるとかけ足で 公園を飛び出した 浮かんだ雲を引き裂いて ジェット機が飛んで行く もの静かなこの街に 爆音が響いてる ガードレール叩きながら 足踏みする信号機 待ち遠しい 月に一度の父親が帰ってくる夜