冷たい風が 打ち付ける波間に差し込み 頬を撫でることで白む朝の形を知る 季節外れの花火が 打ち上がり朽ちている 立ち止まる僕の今の形写していた 過ぎ去った思いは消える 繰り返し辿って悔やむ 春は夏に向かっていく 僕はどこへ向かっていけるのか 確かめないか 青い春がどれだけ色付いても 僕は立ち止まることを 今も選べずにいた 朝焼けと凪いだ海に 少しだけ掛かっては消える 雲を眺めては今日も選べずにいた 消えたいと願ってしまう 会いたいと願ってしまう 僕らまだ旅の途中だ 重たいブーツを脱ぎ捨てて 飛んでみたら少し軽くなって 溜め込んだ過去のプレゼントも 捨ててみたら気持ち空きができた "あれもこれも"全ては無理って 価値のない言葉で火を点けて "あれもこれも"それでいいって 言えたらいいのにな 一人の夜は孤独 それでも想いは届く 僕は今独りじゃない 君も今独りじゃない だから消さないでくれ 青い春がどれだけ色付いても 僕は立ち止まることを 今も選べずにいた 鮮やかな春が 走り去ってく速度に合わせて 走り抜けることで 今を生きようと決めた 青い春がどれだけ色付いても 僕は立ち止まることを 今は選ばずにいた それでも君は「それなら」と、 この手を離さず走り抜けることの 背中を押してくれた 消えたいと願ってしまう 会いたいと願ってしまう 間違いを願ってしまう 正解を願ってしまう 死にたいと願ってしまう 生きたいと願ってしまう 僕らまた旅を続けた 青い春は…