足取りが重いこの通学路 何を思いながら歩いただろう 正門でまた立ち止まる チャイムはとっくに過ぎて 毎日勇気と葛藤しながら 入れない授業中の教室に また言い訳ばかりを探して 来た道をゆっくり引き返す いつどこで 時計が止まったのか 最初から 動き出さない時間 先の見えない一日がまた過ぎ 今日もみんなの顔を見なかった 家族は誰も選べない 誰も助けにきてくれない キッカケ一つあればいい 背中を少し押してくれればいい 待っていても始まらない 考えていてもキリがない 漠然とした希望をこの空に描き 最初の一歩を今踏み出したい 我武者羅になれたあの時 必死に走り周ったグランド 小さな世界の中かもしれない でも思いっきり笑えたあの日 笑顔が増えたら 景色も変わり 大事にしてくれる人もできた 単純なことなのかもしれない 大きな安心を手にした瞬間 動き始めた 時計の針 今までのすべてが嘘のように あっという間に過ぎ去ってゆく日々 あといくつ君といれるのだろう いつ奇跡が起こるかはわからない チャンスは掴みに行かなくちゃ 止まっていても通り過ぎるだけ 自分の足で走り続けてたい かっこよかった あの人へ憧れ やりたいことだらけだった はずでしよう 両腕で抱きしめた夢を この空にかざし 今なら歩める 遠回りした道を