木々が揺れるざわめく夜は 不気味なほどに死の匂いがする 赤い月が燃やした空は まるで世界の終わりのようで 僕らの流したカルマが空へ空へと昇ってゆく 汚れなき涙 本当はあるのだろう ただ奪い合い争って散りゆく定めでも その真っ直ぐな眼差しが伝えてる 命があるという事実が生きる意味だということを 風が止んだ静かな朝は 痛いくらいに耳鳴りがする 張り詰めてる凍えた空気 まだ続くよと始まりを告げる 僕らが生まれた奇跡は誰にも変えられない 命が叫んでいる限り明日へ明日へと繋がってゆく 汚れなき涙 本当はあるのだろう 今 息をして手をとってまた歩いてゆける この真っ白な朝焼けが映してる 生まれてきたという事実に 罪なんてないということを