太陽が焦がす放課後 戯ぐ人たち輝いてて どこにも行くあてなくて 昇降口睨んだ 制服と道徳とチャイムが 縛る檻の中から連れ出して きっと私うそつきだから 独りだって笑えるんだね もっと君を知りたいなんて 言われたくて意地悪したくなるよ お互いの距離を知らずに ふたり眩しく笑いあえた そうあの日の私たちまで 戻れたならいいのに 言い訳と後悔と蛇足が染みて蒸れた 上履き脱ぎ捨てて だって私泣き虫なのに 君の前で涙が出ない ずっと君を知らずにいれば 独りだって気付かず夢見たのに 疼く浅い傷を照らす渡り廊下 未来閉ざす進路指導室 空は茜色に私ごと染めてく 襲って壊して潰して それでもいいから届け きっと私うそつきだから 独りだって笑えるんだね もっと君に嫉妬されたい 笑いながら意地悪したくなるの ひとりぼっち寂しい神様だね